採用に結び付くポイントただでさえ就職難のこの時代に中高年というリスクを背負って転職するには相当の情報収集力が求められます。求人サイトを活用して信頼できるエージェントを探し自分の強みや弱みを客観的に見てもらうことも必要でしょう。その上で自分に合った就職先や面接での対策を共に考えることが出来ます。中高年ならではの経験を活かし面接に臨みましょう。
中高年層に適した職種の一つにタクシー運転手があります。この業界では40~50代だけではなく60代以上でも受け入れています。昔はある程度の土地勘が必要でしたが、最近はナビがついているので道に詳しくなくても困ることはありません。ただ、ナビを使ったことのある人ならわかるかもしれませんが、音声の案内とのタイミングが合わず先に曲がってしまったり、ナビ上では目的地に着いているけど目的の建物の裏だったり…というようなことがありますので、タクシー会社が使っているナビに慣れるまでは少し時間が必要になるかもしれません。
タクシー運転手という職種はただ運転していればいいというわけではありませんので、大変なこともたくさんあります。仕事中に一番気苦労が多いのは、お客さんを乗せて渋滞にはまってしまった時、もちろん自分のせいではなくてもお客さんはイライラすることがありますし、お客さんが誰かと待ち合わせだったとしたら余計に焦ります。また、お客さんの思う道順と違うと文句を言ってくる人もいます。泥酔したお客さんを乗せるのも考え物です。目的地付近に着いてもなかなか起きてくれなかったり。ただ、その酔っ払いを乗せることの多い時間帯、つまり深夜は一番売り上げをあげやすい時間帯でもあります。
タクシー運転手の給料は売り上げによって変動してしまうので、いかにお客さんを乗せることが出来るかが肝心です。深夜帯は深夜料金もある上に公共交通機関がない時間帯なので、距離も遠距離の可能性が高いのです。働く地域によって初乗り料金が違うのでそこでも差は出ますが…。タクシー運転手の収入の仕組みを説明しますと、乗っている車の維持費は自分で負担することになります。ひと月の売り上げから考えると手元に残る収入は約半分になります。例えばタクシーの燃料となる天然ガス、車の保険料、リース料、メーターの使用料など売り上げから差し引いた残りの額からさらに厚生年金、税金などを引いた残りが給料となります。なので、いかに経費を抑えるか、儲かる時間帯や場所はどこなのかが給料に響いてきます。
また、ちょっとした楽しみもあります。当然いろいろな人を乗せるので稀に有名人に当たることもあります。芸能人やプロスポーツ選手などを乗せたことのある運転手さんの話をたまに耳にします。人との会話と運転が好きな方なら趣味を実益に出来る良い職種でしょう。この職種も求人サイトで情報が豊富にあるので自分に合った地域や待遇のものが探せると思います。
特集カテゴリー
働きたい中高年たちへ介護業界で働いていた経験を持ち、現在は自分の親の介護をするため現場から離れていますが、面接官の経験があり自分自身も中高年であるため、同じ中高年の方々にお役に立てればと思い当サイトを立ち上げました。当サイトへのお問い合わせはこちらのページよりお願いいたします。
面接に関して留意しておくべきことがあります。それは採用面接官は第一印象を重んじるということです。具体的に言うと、面接には3秒ルールが存在します。面接開始の最初の3秒間で採否が決まることが往々にしてあるのです。そこに気をつけて身だしなみと第一印象に気を配るとともに、その後の自己PRや質疑でも気を抜かないようにしましょう。