採用に結び付くポイントただでさえ就職難のこの時代に中高年というリスクを背負って転職するには相当の情報収集力が求められます。求人サイトを活用して信頼できるエージェントを探し自分の強みや弱みを客観的に見てもらうことも必要でしょう。その上で自分に合った就職先や面接での対策を共に考えることが出来ます。中高年ならではの経験を活かし面接に臨みましょう。
40~50代で転職を考えたときに、「年齢的に無理だろう…」と諦めてしまう人も多いでしょう。たしかに、若い世代に比べて中高年の転職が難しいことは間違いはありません。けれども、諦めるには早すぎるかもしれないです。厳しい中でも他業界へと転職を成功させている人も数多くいるので、このページではきっかけなどを含めたミドル層の転職事情についてご紹介します。
40~50代で転職する場合は、30代までのような身軽さやチャレンジ精神をモチベーションとしたものではなく、抜き差しならない状況をきっかけとしたケースが多い印象です。具体的には下記のような理由が挙げられます。
・自身の病気や家族の介護などで勤務形態に無理が生じる
・年齢が上がるに連れて変化する待遇への不満
・ルーティン化した仕事に対する魅力の欠如
・会社の経営状況の悪化からの危機感
中には「よりよい環境に身を置きたい」「これまでの経験を活かせる仕事に就きたい」など、前向きな背景を持つ人もいますが、生活面や経済面で必要に迫られて転職を決意する人がほとんどでしょう。
【他業界への転職のメリットとは】
他業界への転職のメリットは、それまでと環境や働き方を変えることで、家族関係や仕事を上手にコントロール出来ることにあります。
中高年は親世代の介護や自分自身の健康問題などが生じやすい年代です。何か問題が起こった際には、家族関係や生活リズムにガラッと変化が生じることもしばしば。そういった際には一度生活を見直し、今の自分にもっとも大切なものは何かを明確にしましょう。
積み上げてきたキャリアを手放すことは難しいでしょうが、「これからの人生をどう過ごすか」という点に重きを置くことが大切です。
以下からは実際に他業界へと転職を成功させた人の事例を掲載しています。迷っている人は参考にして自信をつけてくださいね。
最初に、設備機械メーカー業から介護業界へ転職したAさんの事例を紹介します。Aさんの基本データは下記の通りです。
・年齢→45歳
・前職→設備機械メーカーの営業
・きっかけ→母の他界
・転職活動期間→九ヶ月
Aさんの母親は介護が必要な人でしたが、Aさん自身は仕事の多忙を理由に介護に関わることはありませんでした。その後、母親が他界した際、Aさんは親孝行できなかったことを後悔します。
そして、「介護を必要する人の役に立つことで、母も喜んでくれるかもしれない」と介護職への転職を決意します。これまでAさんは設備機械メーカーの営業をしており、介護職の経験も資格もまったくなく、初期の転職活動では苦戦を強いられました。
そういった中、介護職専門の転職エージェントを利用することで、今の職場に内定を決めることが出来ました。給与は下がりましたが、Aさんは人を助けることへやりがいを感じ、充実した毎日を送っています。今後は資格の取得を検討しているようです。
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働きたい中高年たちへ介護業界で働いていた経験を持ち、現在は自分の親の介護をするため現場から離れていますが、面接官の経験があり自分自身も中高年であるため、同じ中高年の方々にお役に立てればと思い当サイトを立ち上げました。当サイトへのお問い合わせはこちらのページよりお願いいたします。
面接に関して留意しておくべきことがあります。それは採用面接官は第一印象を重んじるということです。具体的に言うと、面接には3秒ルールが存在します。面接開始の最初の3秒間で採否が決まることが往々にしてあるのです。そこに気をつけて身だしなみと第一印象に気を配るとともに、その後の自己PRや質疑でも気を抜かないようにしましょう。